シリコン塗料

いちばん選ばれている定番。10〜15年もちます。実績が豊富で、施工できる塗装屋さんも多いのが強みです。

ラジカル塗料

比較的新しい塗料で、12〜16年もちます。シリコンより長もちしつつ、フッ素より安いためコスパ重視の方に選ばれています。

フッ素塗料

15〜20年もつ高耐久塗料。汚れが付きにくく、色あせしにくいのが特徴です。

無機塗料

18〜23年もつ最高級品。1回は高くても、足場代が減るぶん30年の総額ではいちばん安くなります。

1回の金額だけで選ぶと、損をすることがあります。ここでは30年住み続けた場合の総額で比べます。

値段の差は「何年もつか」の差

高い塗料は、長くもつ

安い塗料と高い塗料のちがいは、品質というより耐久年数です。シリコンは10〜15年、無機は18〜23年。おおよそ倍近くちがいます。

足場代は、塗り替えのたびにかかる

30坪の家で足場を組むと8〜18万円。これは塗料のグレードに関係なく、毎回必ずかかります。つまり高い塗料を選ぶことは、工事の回数そのものを減らす買い物です。

30年の総額で比べる

30坪・外壁のみ・税別。塗り替え回数は耐用年数の中央値で計算しています。

塗料 1回あたり 耐用年数 30年の総額
シリコン 57〜84万円 10〜15年 約137〜202万円
ラジカル 63〜96万円 12〜16年 約135〜206万円
フッ素 76〜103万円 15〜20年 約130〜177万円
無機 80〜117万円 18〜23年 約117〜171万円

※ 金額は福岡県の一般的な単価レンジをもとにした概算です。掲載している塗装屋さんの実績値ではありません。実際の費用は下地の状態や外壁の面積で変わります。

1回はいちばん高い無機塗料が、30年で見るといちばん安くなります。シリコンとの差は最大で約30万円です。

それでも、安い塗料でいい場合があります

全員に無機塗料をおすすめするのは間違いです。次のどれかに当てはまるなら、シリコンで十分です。

10年以内に建て替えや売却の予定がある。30年住まないなら、30年分の性能を先払いする意味はありません。

いま手元の資金を優先したい。1回の支払いは20〜30万円ちがいます。無理をしないのが正解です。

外壁材そのものが傷んでいる。目地やボードが先に寿命を迎えるなら、塗膜だけ20年もっても意味がありません。

選ぶときに確認したい3点

1見積書に「商品名」が書いてあるか

「シリコン塗料」とだけ書かれた見積書は不十分です。メーカー名と製品名まで書かせてください。商品名が分かれば、標準的な塗り面積と希釈率をメーカーのサイトで自分で確かめられます。

2下地の状態を見てもらったか

無機塗料は塗膜が硬いため、動きの大きい木部やひび割れの多い壁には向かないことがあります。壁を見てもらったうえで、適否を塗装屋さんに確認してください。

3遮熱・光触媒をすすめられていないか

遮熱塗料は屋根では効果を感じやすい一方、外壁では体感しにくいと言われます。また、遮熱塗料を使っても国の省エネ補助金の対象にはなりません。「遮熱で補助金が出ます」と言われたら、制度名を必ず確認してください。

どの塗料に対応しているかは、塗装屋さんによってちがいます。掲載中の塗装屋さんは、建設業許可の番号つきで一覧にしています。

福岡の塗装屋さんを見る