外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本ですが、それぞれの工程の間には塗料を乾燥させる時間が必要です。
この乾燥時間を十分にとらずに次の工程に進んでしまうと、
塗膜の密着が悪くなり、数年後の剥がれや膨れの原因になることがあります。
乾燥時間の目安
乾燥時間は塗料の種類やメーカーの規定によって異なりますが、一般的な目安として、
1回の塗装から次の塗装までに数時間〜半日程度、工程全体では硬化までに数日かかるとされています。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の乾燥時間は気温・湿度・天候によって大きく変わります。
気温が低い時期や湿度が高い日は乾燥が遅くなるため、
業者は各製品の仕様書(可使時間・乾燥時間の規定)に沿って工程間隔を調整します。
塗装後すぐに触ってもいい?
塗装が完了した直後は、表面が乾いているように見えても内部までは完全に硬化していないことがあります。
手すりや外壁に不用意に触れたり、洗濯物やはしごを立てかけたりすると、跡が残ってしまう可能性があります。工事期間中は、
業者から「この期間は壁に触れないように」といった案内があることが多いので、その指示に従うようにしましょう。
雨や気温の影響を受けやすい
塗装工事が雨の日や、極端に気温が低い・高い日程を避けて計画されるのも、この乾燥時間を確保するためです。
工程が天候によって順延されることも珍しくないため、工期にはある程度の余裕を見ておくと安心です。
まとめ
乾燥時間は目に見えにくい工程ですが、外壁塗装の耐久性を左右する重要な要素です。
工程を急がせるような業者ではなく、天候や気温に応じて適切に工程を調整してくれる業者を選ぶことが、
長持ちする外壁塗装につながります。
工期が延びると予算にも影響する?
乾燥時間の確保のために工程が順延されても、多くの場合は追加費用が発生するわけではありません。
ただし、工期が延びた分だけ足場を設置している期間が長くなるため、契約内容によっては注意が必要です。
契約前に「天候による順延があった場合の扱い」を業者に確認しておくと、想定外の追加費用を避けやすくなります。
工期に余裕を持ったスケジュールを
イベントや来客の予定に合わせて工事の完了日を急ぎたい場合でも、
乾燥時間を省略してもらうような依頼は避けましょう。仕上がりの耐久性に直結するためです。
工事に適した時期を選び、余裕を持ったスケジュールで依頼することが、結果的に満足度の高い仕上がりにつながります。
まとめ
乾燥時間は目立たない工程ですが、手を抜くと数年後の不具合につながりやすい重要な要素です。
工事中は「この期間は触れない」といった業者からの案内を守り、
天候による多少の順延にも余裕を持って対応することが、長持ちする仕上がりへの近道です。
特に梅雨や真夏・真冬に工事を計画する場合は、
乾燥時間の関係で他の季節よりも工期が長引きやすい点をあらかじめ理解しておくと、
スケジュールの見通しが立てやすくなります。
工程表をもらう際は、乾燥時間を見込んだ余裕のあるスケジュールになっているかどうかも、
あわせてチェックしておくと安心です。
焦らず、天候に合わせた工程を組んでくれる業者を選びましょう。