光触媒塗料は、塗膜に含まれる酸化チタンなどの成分が太陽光(紫外線)に反応することで、
汚れの分解や防汚効果、防カビ・防藻効果を発揮するとされる塗料です。
光触媒塗料とは
ウレタン・シリコン・フッ素といった一般的な塗料が「樹脂の種類」による分類であるのに対し、
光触媒塗料は「特殊な機能を付加した塗料」という位置づけになります。
一般的な塗料との違い
一般的な塗料は紫外線などによって徐々に劣化していきますが、
光触媒塗料は紫外線を利用して汚れを分解する仕組みのため、
雨が当たる面では汚れが流れ落ちやすく、外壁が汚れにくいというメリットが期待されています。
一方で、日当たりの悪い面(北面など紫外線が当たりにくい部分)では効果を発揮しにくいとされており、
建物全体で均一な効果を得にくい点には注意が必要です。
メンテナンス費用の考え方
光触媒塗料は、一般的なシリコン・フッ素塗料と比べて材料費が高めになる傾向があります。
具体的な金額は製品や施工業者によって差が大きいため、
興味がある場合は保証年数とあわせて、
複数の業者に見積もりを依頼し、価格差と効果のバランスを比較検討することをおすすめします。
防汚効果によって外壁の汚れが目立ちにくくなることで、
結果的に洗浄などのメンテナンス頻度を抑えられる可能性がある、という点も判断材料の一つです。
採用する際の注意点
光触媒塗料は比較的専門性の高い塗料のため、施工実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。
効果や耐用年数の説明について、根拠となるデータ(メーカーのカタログ等)を示してもらえるかどうかも、
信頼できる業者を見極める一つの目安になります。
遮熱塗料との違い
光触媒塗料と混同されやすいものに「遮熱塗料」がありますが、目的が異なります。
遮熱塗料は太陽光の熱を反射して室内の温度上昇を抑えることを目的とした塗料で、
光触媒塗料の「汚れの分解・防汚」という目的とは別のアプローチです。
両方の機能を兼ね備えた製品も存在するため、目的に応じて業者に相談するとよいでしょう。
施工実績を確認してから検討を
光触媒塗料は、シリコンやフッ素塗料に比べると採用している業者・件数が限られる傾向があります。
興味がある場合は、実際にその塗料での施工実績がある業者かどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。
実績が少ない業者に依頼すると、期待した効果が得られないだけでなく、施工トラブルにつながるおそれもあります。
まとめ
光触媒塗料は防汚・防カビといった特殊な機能が魅力ですが、費用は高めになりやすく、施工できる業者も限られます。
他の塗料との違いや費用感を理解したうえで、実績のある業者に相談しながら、
自宅に合った塗料かどうかを見極めることが大切です。
初めて聞く塗料名に不安を感じる場合は、無理に採用を急がず、
まずはシリコンやフッ素など実績豊富な塗料と比較しながら検討を進めても遅くはありません。
塗料の選択に絶対的な正解はありません。
予算・耐久性・機能性のバランスを見ながら、ご自宅にとって納得できる一社・一製品を選ぶことが何より大切です。
気になる場合は、まず複数の業者に相談してみることをおすすめします。
比較検討する時間をしっかり取ることが、後悔のない塗料選びにつながります。