外壁塗装の保証年数は業者によって「5年」「10年」などさまざまに案内されており、
どのくらいが妥当なのか判断に迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、保証年数の一般的な相場感と、年数だけで判断しない方がよい理由を整理します。
保証年数の一般的な相場
外壁塗装の保証年数は、
塗料のグレードや施工内容によって、おおむね5年から10年程度の範囲で案内されることが多いとされています。
使用する塗料のグレードが上がるほど、保証年数も長めに設定される傾向がありますが、
これは絶対的なルールではなく、業者ごとの方針によって差があります。
「他社より保証年数が短いから悪い業者」と単純に判断せず、保証の対象範囲まで含めて比較することが大切です。
保証年数より確認すべき「保証の中身」
保証年数の長さだけを見て安心するのではなく、何が保証の対象になっているのかを具体的に確認することが重要です。
例えば、塗膜の剥がれは保証対象でも、コーキングのひび割れは対象外というケースもあります。
保証書はここを見る、チェックすべき項目を確認しながら、保証年数と保証範囲をセットで比較する視点を持ちましょう。
保証年数が極端に長い場合の注意点
「20年保証」「永久保証」など、極端に長い保証年数をうたう案内を見かけることもありますが、
保証を出している会社自体が将来も存続しているとは限りません。
保証書を発行しているのが施工会社なのか、塗料メーカーなのかによっても、保証が実行される可能性は変わってきます。
年数の長さだけでなく、保証の発行元や、
免責事項(自然災害や経年劣化がどこまで含まれるか)まで確認しておくと安心です。
複数社を比較するときの考え方
保証年数や保証範囲は、相見積もりの際に比較しやすい項目の一つです。
相見積もりの取り方とチェックポイントにあわせて、
各社の保証内容を並べて確認すると、金額だけでなく保証面での違いも見えやすくなります。
| 塗料グレード | 保証年数の目安 |
|---|---|
| ウレタン・シリコン系 | 5年前後 |
| フッ素系 | 7〜10年前後 |
| 無機系 | 10年前後 |
※あくまで一般的な目安であり、業者や保証条件によって異なります。
保証を受けるために施主側で準備しておきたいこと
保証年数や保証範囲を確認できたら、それで終わりではありません。
工事完了時に保証書を書面として必ず受け取っておくことが、実際に保証を使う場面で欠かせない準備になります。
口頭で「保証は10年です」と説明されただけで満足せず、
保証書に工事日・保証対象・有効期間が明記されているかを確認しましょう。
万が一、工事後しばらく経っても保証書が届かない場合は、早めに業者へ問い合わせておくと安心です。
また、引っ越しなどで住まいを売却する予定がある場合は、
保証内容が新しい所有者にも引き継がれるかどうかも確認しておくと、将来的なトラブルを避けやすくなります。
保証書は工事完了後にまとめて保管するのではなく、
他の重要書類と一緒にファイリングしておくと、いざというときにすぐ取り出せて安心です。
まとめ
外壁塗装の保証年数は、おおむね5年から10年程度が一般的な相場感とされていますが、
年数の長さだけで業者を判断するのは危険です。
保証の対象範囲や発行元まで含めて確認し、複数社を比較する中で納得できる保証内容を選ぶことが大切です。
「メーカー保証」と「業者保証」の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。